若者よ!
今回は生い立ちシリーズから離れます。
10/17の、出来事。今日は朝からずっと雨だしなんかヒマでいい感じ〜るんるん♪♪とか思っていました。すると患者さんが一人入ってきました。診察室に入ると、しばらくしてまた一人入ってきた音がしたので、雨なのに珍しいもんだね、と思って最初の患者さんに診察室で待っててもらってとりあえず話を聞きに受付に行くとそこには若い男性が一人。「どうしました?」と聞くと、どうやらその男性は九州の南部出身の二十歳で、二日かけて上野から歩いて来たみたい?で、何やら悩みを抱えている様子で、実家に帰ろうにもお金がないので、ヒッチハイクでとりあえず海老名まで行きたいがどうすれば行けるか?、との事でした。こんないたいけな若者、ほっとけます?ここに7年住んでいますが道端でヒッチハイクしている人なんて今迄一度もお目にかかった事もありませんし。なんとなく親近感を覚えたのは私の親友に若干外見が似ていたからか、うーん、しょうがない、診察時間が終わるまで待っててくれたら、海老名のサービスエリアまで送ってやる、そこなら、こんな道端でヒッチハイクするよりも地元のナンバーのトラックとかに遭遇する可能性は高いだろう、と言ったら若者は是非、との事で、送っていく事が決まりました。スムーズに診療時間終了を迎え出発!すると彼は堰を切ったように話し始めました。彼は子供の頃からずっと野球が人生の中心だった、しかし訳あって高校の時に野球を続けるのが困難になった、すると彼の全てであった野球と離れて、全てにやる気がなくなって、物事が続かなくなってしまった、それでも野球だけは誰にも負けない自信がある事などでした。そして地元では煮詰まってしまって、勢いで上京してきて、色々と社会の波に揉まれ、時には辛辣に罵倒された事もあったようでした。「僕のこんな悩み、小さいですか?」と問われました。私よりも大先輩の方々からすると若僧が何を言うか、と思われるかもしれませんが、私は「若さ」について話しました。これは若い人たちにはよく聞いてほしい事なんですが、若者たちには無限の可能性があります。若いというだけで何処へでも行けるし、何にでも成れる、と思っています。また、例えば人生に行き詰まってしまって、もし自殺しようか、と思っても、自殺できる勇気があれば人は何でもできるはずだと自分は思っているよ、と彼に伝えました。こんな話もしました。自分は(ルーキーズの先生みたいですが)夢を馬鹿にする奴は許さん、みんな夢を見つけて、その夢に向かって一心不乱に頑張って欲しい、自分も小さい夢だったけれど獣医になる!という夢を叶えたし、努力は必ず報われると!(そこまでは言ってませんが)。そして短い時間ですが彼の話を聞いていると彼は野球と離れた事がきっかけで、人生の歯車が狂ってしまったように思ったので、あなたの人生に野球を取り戻したらどうだろうか、と提案しました。それこそスポーツ選手の年齢は若いに越したことはないので、今二十歳という事は大きなアドバンテージになるんじゃないかな、とアドバイスしました。そんな話をしていると海老名SAに着きました。なかなかこんな経験無いものですから、これはぜひブログに書きたい!と思って彼に「今日の出来事はブログに書くからな!」というと恥ずかしそうに彼は笑いました。そして別れました。
今回の出来事では自分も刺激を受けました。彼に偉そうに先輩ヅラして色々とアドバイスしましたが、自分こそ若さが無いことを理由に色々な事にチャレンジするのを諦めてしまっているんじゃないのか、などと帰りの道中色々考えていました。

若者よ!いずれプロ野球の選手になれるように、またプロの世界で活躍できるように遠く横浜から祈っているぞ!